生温

人生なるべく楽に生きたい!と思っているが、楽ばかりというのはもちろん良くない。

そんな私は、これまで何に対してもさほど頑張らず、現在大学卒業が近づいている。

 

小学生の頃、スイミングと器械体操とそろばんを習っていた。

スイミングは年中~小4まで5年半ほど習っていたので、毎週スイミングスクールに通っていればまあそれなりには泳げるようになれた。
辞める頃は個人メドレーをやっていたが、体力がゴミカスだった私はいつもタイムが遅く、1度もテストに合格できなかったので級は上がらなかった。

器械体操は小1~小6までの、こちらも5年半ほど。
小1の頃、祖母に「お風呂上がりに柔軟をしなさい」と言われ、訳も分からず毎日柔軟を続けるうちに、180度開脚ができるようになった。そして、訳も分からず体操教室に入ることになった。
やる気は最初からあまり無く、ゆるゆるとやっていたし遅刻もよくしていたが、毎週通っていればバク転まではできるようになった。

そろばんは、兄が習っていたので当然の如く、そろばん教室に入れられた。
小2~小6の4年ちょい、週3くらいで通っていたので、家での練習などは全くやっていなかったが、珠算は2級、暗算は3級を取得した。

 

勉強は昔から大嫌いで、中2には見事に中だるみになり、学校の宿題も塾の宿題もサボりがちだった。
中学最初の前期中間テストは400点を超えていたが、中2の後期中間テスト辺りで200点台を取ってしまい、中3でなんとか300点半ば辺りまで点数を上げた。
高校受験は、自分の偏差値に合わせて高校を選んだので、さほど苦労はしなかった。

 

高校は商業高校に通ったので、授業の一環として様々な検定を受けた。
普段の授業=検定勉強なので、自主的に学ばなくてもたくさんの検定を取得できた。
また、偏差値の低い高校だったので、テスト勉強は前日の夜と当日の朝に少し勉強すればそれなりの順位は取れた。

 

大学受験は、指定校推薦で小論文のみだった。文章を書くことが昔から苦手で、受験の1週間前から急いで小論文対策をしてもらったおかげで、当日ある程度の文字数はちゃんと書けた。
指定校推薦はよっぽどの事が起こらない限りほぼ確定で合格なので、皆がものすごく頑張る大学受験を、自分は大して頑張ることもなく終えてしまった。

 

そして大学4年生の現在。私はゼミに入っていない。
どうやらうちの大学は、ゼミに入ると卒論を書く、つまりはゼミに入らなければ卒論を書かなくてよいらしく、当然ゼミには入らなかった。
ゼミに入るための面接とか絶対嫌だし。
そうして私は、何千字というクソ面倒な卒論を書かなくてよくなった。

 

就活の状況はというと、本日(日付変わって昨日)二次面接を受け、「うちは即断即決だから」と言ってその場で内定をもらった。
ちなみに受けたのは3社で、1社は落ちて、1社は内定、あと1社は一次面接から1週間経つがまだ結果が来ない。
面接練習はほとんど行っておらず、面接には“お喋りに行く”くらいの感覚で行っていたので緊張もせず、呆気なく内定をもらえてしまった。
その会社の面接は難しい質問は全然無く、無難な質問ばかりで、たった1回のハローワークでの面接練習がとても役に立った。

 

 

就活を始めたのは4年の夏休みからと遅かったが、無事内定をもらえて今とても安心している。
だが、受験も就活も大して頑張らずに良い結果が出て、こんなにも人生イージーモードでいいのだろうか。
自分の興味のある、できるようになりたいこと何かを頑張ってみるとか、そういった経験はしておくべきだよな。

 前世で相当な徳を積んだのか知らないが、今世がこんな怠惰なのに良い結果ばかり出る人間だと来世は相当大変だろうな。来世なんて知らんが。(締めが酷い)